大河原峠駐車場、右の青い小屋が食堂、奥の建物がトイレ
駐車場には30台位止められるスペースがある。
2002/10/12
 先週の乗鞍遠征に引き続いて、今週は大河原峠という所に行って来ました。場所は蓼科山の北東に位置していて、佐久からだと1時間ちょっとで着きます。ここは標高が2097mもあり、すぐ近くにある天文屋にも有名な八千穂高原よりも高い所です。
 さて佐久から大河原峠に行くには何本かルートがあります。私は春日温泉の先から大河原峠に通じる林道を通って行ったのですが、これは一番最悪なルートでした。ほとんど1車線だし、舗装はされているけど凸凹道。しかも佐久に入った頃には薄明も終わっていたので林道は真っ暗。前から車が来たらどうしようかとヒヤヒヤものでした。結局すれ違う事は無かったのは幸い。
 なんとか大河原峠に着いてみると、意外にも駐車場に車が5,6台止まってます。さらに奥の方を見ると、なにやら宿の明かりらしき物が...食堂が有るとは書いてあったけど、宿があるとまでは書いてなかったのでちょっとショックでした。でも今夜、撮影に入れるのは月が沈む22時以降だし、それまでには消えるだろうと楽観していました。

 大河原峠の視界ですが、西側に小高山がある以外なかなか開けていて、星を観るには丁度よい感じです。しかし下界も見渡せるので佐久、小諸の街明かりも良く見えたりします。星空の方は月が沈んでいないから、まだ何ともいえません。ですが透明度だけは良さそう、うっすらと秋の天の川が見えます。
 さて、とりあえずは機材のセッティングだけはやってしまおうと言うことで、さっさと機材を組み立てておりました。すると1台の車が林道を上ってくる。私が登ってきた逆の方から...
 実は大河原峠は佐久方面と蓼科方面と両方から来る事が出来るのです。道は断然蓼科方面の方が良いので、こっちから来るのがセオリーなのかもしれません。
 さて、その1台は天文屋かな?と思いましたが、どうやら違うようでお茶を沸かして、しばらくすると寝てしまいました。


 さーて機材も組あがって、あとは月が沈むのを待つだけ。しかしいっこうに宿屋の明かりが消えません。もうじき22時になるのに...
 結局、宿屋に背を向ける対象なので大丈夫と判断し、22時から撮影開始です。撮影と言っても放っておくだけ何ですが...
 その間、お湯を沸かして茶を飲んだり、ラーメンを食べたりしていると、急に辺りが暗くなりました。やっと宿屋の明かりが消えたのです!時計を見ると23時。どうやら消灯時刻は23時の様です。
 やっと観望も出来る様になり、星空を見上げると、西に傾いた白鳥座付近の天の川から、秋の天の川まで見ることが出来ます。さすがに乗鞍の空には敵いませんが、いつも利用している神津牧場よりも星は多く見えるし、透明度も高くとても綺麗!
 しかし徐々に寒さが身にしみてきます。先日の乗鞍よりも寒い...標高はずっと低いはずなのに。

 なんとか1カット撮り終えると、また車が2台上ってきます。時間は0時。こんな時間に何しに来たんだろう?と思ってると、どうやら同業者の登場です。私から少し離れた所に駐車すると、機材を組み立てているようでした。
 その後は静まりかえり、3枚目の撮影を開始。時間はもう2:30位になってます。今回は撮影だけなので、ほとんど動き回ることが無く、ひたすらボーっとしておりました。そうしていると時折明るい流星が視界を横切っていきます。懐かしいしし座の思い出がよみがえってきます...


夜明け前の浅間山と小諸、佐久市街


笹の葉に付いた綺麗な霜

大河原峠の山小屋
 静まりかえった大河原峠でしたが3時過ぎになると、妙に車が登ってくるようになります。ライトを煌々とつけて!挙げ句の果てに、すぐ隣に止める。やめてーって感じでしたが、こっちが悪いと言われればそれまでなので、手で覆ってその場をしのぎます。
 その後は落ち着きを取り戻し、空が白み始める少し前、何となく東の空が明るい事に気づきます。まだ薄明は始まってないのに、なんで明るくなっているのか?...もしかしてあれが黄道光ってやつ?その時、初めて黄道光と言う物を認識出来ました。乗鞍でも同じような事があったのですが、あれが黄道光だったとは気づきませんでした。

 予定通り撮影を終えると、何となく駐車場がせわしなくなっています。来たときよりも、車の数も増えているし、仮眠していた人たちが起き始めた。このまま機材を出しておくと、怒られるのは必死だな〜と思い、さっさと機材の撤収に掛かります。前回の教訓を生かして?今回はあっさり片づきました。やっぱこうでなくちゃいけません(^^;

 さてと機材もしまったし薄明も始まったし、夜明け前の様子を撮ってから仮眠でもしよっと...しかし寒い、ものすごく寒いんです!結局、ほとんど眠ることも無く、5時過ぎに起きてしまいました。すると駐車場はほぼ満杯状態になってる!しかもみんなハイキングスタイルの中年オジ、オバばかり。どうもここはハイキングコースの基地の様でした。だから山小屋があるのか...
 まだ日は昇ってませんが真っ青な空に誘われて、ちょっと周りを歩き回ってみました。すると、やっぱり霜柱が立っていました。それに笹の葉にも霜が綺麗に付いています。快晴だったから明け方は相当気温が下がったのでしょう。

 そうこうしている内に腹が減ってきたので、お湯を沸かしお茶漬けを食べて、コーヒーを飲みながら浅間山を見て...しばらくぼけーっとした後、大河原峠を後にするのでした。

 今回の遠征は天気がとても良く、空の透明度も最高に良かった。朝日に照らされた紅葉も見事でした。朝早かったけど、何か得した気になれた遠征でした。