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| 2003/05/03 |
天体写真派の間では有名な長野県は上村にあるしらびそ高原まで遠征して参りました。さいたまからは八王子→中央道→諏訪から152号線を南下すればしらびそ高原です。現地までは300kmちょっと。少し寄り道をした関係で、現地に到着した時は17:00過ぎになってしまいました。しかも初めて行ったので、ベテラン達が集う場所が何処なのかよく分からない。もっとも道は1本しかないから、何とか判りましたけど。
現地に着いてみると、既に2組が土砂捨て場の南端に陣取っていました。その為、ちょっと場所が無い。初めは入り口付近で開店しようかと思いましたが、東側に広がっている不整地の南端が少しだけ整地されていたので、そこまで車を乗り入れ、機材を組み立てて陣取ります。
現地のロケーションは南側は完全に開けていて、南アルプスが一望出来るビューポイントです。さらに尾根の間からはカノープスも見れるそうです。南以外も特に視界を遮る物もないので、東から上る夏の大三角や西に沈む星座なんかの星景写真も撮れる、なかなかオールマイティな場所です。ベテラン達が集う訳ですね。
肝心の天候ですが、夏のような気候で真っ青な空に、南アルプスの尾根には白い雲がモコモコ沸いています。この感じだと日が暮れればあの雲も下がってくるな〜と。しかし夏の気候と言う事は湿度が高いという不安も…
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機材も組み立てて、現地はいつの間にか一組増えて四組が陣取っていました。まだ夜更けと言う事もあり、私は夕食の準備です。といってもカップラーメンですが…。今度は、登山用携帯食でも持参しようか…でもちょっと高いのが難点…
さて日も沈みポツポツと星々が見え始め、しらびその星空への期待が高まります。空も快晴で全く雲がありません。そして薄明が終了する頃には春の星座で空は一杯になっていました。春は冬に比べて明るい星が少ないのですが、ここでは賑やかに感じます。それだけ星々の一つ一つが明るく見えているのでしょう。この感じなら天の川もかなりハッキリ見れるような感じがします。
この時点ではまだ撮影するには早いので茶を飲んだり、双眼鏡で観望したりして23時過ぎになるのを待ちます。
そうこうしているうちに23時過ぎになったので、撮影の準備に掛かります。まずはオートガイダーの電源を入れて…あれ?電源が入らない。さらにEM-200も止まってしまった。スイッチはオンなのにおかしい。試しに吸引ポンプのモーターのスイッチも入れてみましたがこれも動かない。オイオイこんな所まできて故障かよぉ〜。ヒューズが切れた?しかし吸引ポンプのヒューズは大丈夫。試しにMS-3n用に持ってきたバッテリーに繋ぐと正常動作。それじゃ何が原因なんだ?機器がショートして破損した?困った、困ったと焦るばかりです。
ともかくバッテリーから見直してみよう。もしバッテリーがショートしてたらエラい事だ。と思いプラス端子に触れると急にモーターの音が・・・。慌ててEM-200の電源を入れると動いている。更にオートガイダーの電源を入れるとこれまた正常稼働。どうやらバッテリーターミナルがちゃんと接触してなかったらしく、電圧が下がっていたようでした。
気が付くと、南アルプスの上にはさそり座が上ってきています。機材は問題なく稼働しているようなんで、早々に準備をして撮影に入りました。さらにMS-3nに載せた魚眼レンズでさそり座でもと思ったらレンズにびっしり露が・・・カメラレンズ用ヒーターを忘れてしまったので、手の打ちようがありません。まさかこんなに湿気があるとは思いませんでした。
そんな訳でカメラでの撮影は諦めて直焦点1本に専念します。と言ってもオートガイダー任せなので、撮影中は双眼鏡で夏の天の川巡りです。もっともその時はまだ地平低く、イマイチでしたが…
それでもしらびその星空は乗鞍並とは行かないまでも、標高1000mという割には、かなりよく見えます。街の明かりも西側に少し感じられる程度で、後は殆ど感じられません。大口径ドブで星空散策してみたい空です。こんな時は一人よりもグループでの観望の方が楽しいかもしれません。
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撮影はアンタレス付近を2カットと、オメガ星雲周辺を撮り終えたところで薄明開始です。その頃には天の川も大分上ってきていて、暗黒帯や濃淡も判るほどハッキリ観る事が出来ました。
薄明が始まったところでいつもなら即片付けなのですが、天候次第では今夜も居座る予定だったので、取りあえずそのままで仮眠に入りました。
目が覚めるとすっかり日も昇り、私以外に居た3組の内、2組は既に撤収したようで居ませんでした。空を観ると明るく晴れてはいるものの、薄雲が全体に広がっていて、ちょっと今夜は期待出来そうにありません。ここでは携帯が使えないので、持ってきたノートPCで雲の様子を確認する事も出来ませんでした。
そんな訳で遠征は一晩限りと決め、そうそうに機材撤収に入ります。夜露で濡れていた機材も日差しですっかり乾いていました。
機材撤収後、顔を洗い、ささやかな朝食を食べてしばらくボケーっとしてると、ウグイスや、ヒバリのさえずり、たまに吹く風が何とも気持ちいい。しばらく自然を堪能した後、現地を後にしました。このとき10:45、事故渋滞や、自然渋滞に巻き込まれながら、自宅に着いたのは20:00頃になっていました。あー疲れた。でも満足出来る遠征だったのでとても気分が良い1日でした。
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