2003/08/03
 星見遠征にしらびそまで行ってきました。前回の星見から早3ヶ月、今年はなかなか梅雨が明けず、天文屋にしてみるとやりきれない思いは私だけでは無かったでしょう。
 さて久しぶりの長距離遠征という事で、前回初めて行ってなかなか良かったしらびそに行ってきました。同好会の合宿が行われている福島も考えましたが...
 今回も八王子IC→中央道→諏訪南IC→国道152号→しらびそというルートを行くと思いがけない事態が待ち受けてるとは思いもしませんでした。
 国道152号線経由でしらびそに行くには、3つ目の峠である、地蔵峠を越える必要があります。この峠の先は国道ではなく県道になっており、しばらく行くとしらびそへの分岐路に当たるので、ココまでくればあと少し...の筈でしたが、しらびそへ続く道路に「4km先崖崩れの為、通行止め」の文字が。どーすりゃいいのよ?せっかくココまで来たので、迂回路は無いかと通行止めの看板に近づくと「下栗の里経由でいけます」と追記がされている。地図で確認するとかなり迂回しなければなりません。
 結局、4kmの為に1時間かけて迂回し、無事前回利用した場所に到着。時間は17:30頃になってしまいました。


 さて天候の方はというと南アルプス方面に雲が多いが、夏特有の雲っぽいので日が沈めば、雲も下がって快晴!となる事を信じて機材を組み立てに入ります。ちなみに他の天文屋は、到着時は私だけでしたが翌朝には車1台、バイク1台になっていました(バイクの人は夜明け後に気づいた)

 日も暮れて星々が見え始めると湿度が高いせいか、今ひとつな空。まだ月もあるし、これからに期待しようと、取りあえず腹ごしらえをして暇つぶしします。しかし、久々の長距離ドライブのため少々眠気が...といつの間にか眠ってしまいました。

 気が付くと21時過ぎでした。そろそろ準備をしなければ、まずは極軸を合わせて「これが北極星だっけ?こんなに暗かったかなぁ〜」と思いながらもセッティング。スカイセンサーのアライメントにベガを導入して...あれ?全然入ってないよ。地面が傾いているから?他の恒星も導入を試みるが全く視野にはいらない。結局1時間後に、再度極軸を確認するとズレてる。もしかしてあれは北極星じゃないのか?などと極軸望遠鏡と格闘していると、最初に導入したのは北極星で無かった事が判明。3ヶ月も使ってなかったからな〜。

 さて月も沈んだし1枚目ということでM16,17を撮影、あとは観望モードに入ります。
 南天から天頂を通って北東の空へと続く天の川は、いつ見てもホッとします。水蒸気多いためか今ひとつな空でしたが、それでも暗黒帯や濃淡の判る天の川は、なかなか見れません。撮影中は双眼鏡で射手座方向の星雲、星団を散策し、久しぶりの星空を堪能しました。
 それにしても4cmの双眼鏡でも夏の星雲、星団は結構楽しめます。もちろん10cmクラスだともっと楽しめるのですが、手持ちで気軽に星空散策するには4cmクラスはベストな選択だと思う。一時期天文雑誌に”双眼鏡は7x50”が常識と書かれていましたが、あれは手持ちには向かないと思うのは私だけかな?

 その後、白鳥座付近を撮影し、しばらく観望した後、疲れたので車で休んでいるとまたまた眠りに入ってしまいました。アラームで起きると1:30過ぎ、空を見ると天頂から北側に一面雲、雲、雲。オートガイダーもガイド星を見失ってエラー表示...これは失敗したな〜と思いながらシャッター幕を下ろします。
 しばらく天候の回復を待っていましたが2時を過ぎた段階でも天候が回復しないので、全て機材を止めて眠りに入ります。しかし寒い、下界は30度以上だったのに、ここはシュラフに入って丁度良いと感じる位でした。





 目が覚めたのは4時過ぎでした。すでに辺りは薄明るくなっていましたが、寝る直前よりも更に雲が多くなっています。朝日はちょっと期待出来そうにないので、寝ようかなと思いましたが、ともかく機材を片付けておこうと車から出ると寒い。。。それもその筈、気温は14,5度位です。
 機材を片付けているとちょっと離れた所に、テントをはってるライダーが居た事に気づきます。そう言えば夜中、時折ガサガサと音がして怖かったのだが、原因はあのライダーだったのか。どうやら一人旅な様で、しばらくするとテントを畳んでバイクで山を下って行きました。

 私はというと、お茶漬けに豚汁。更に何故かコーヒーという意味不明な朝食を食べて、5:50に現地を後にしました。それにしても涼しいを通り越して寒いです。外気温計でみると15℃でした。

 途中、近道しようと地図に載っていた道路を進むと、とんでも無いダート路だったり、マウンテンバイクコースを走ってしまったりで車は泥だらけになってしまいました。だけど、自然が残る渓流沿いでコーヒー飲んだりと、なかなかそれなりに楽しめた旅でした。


 ところでしらびそ高原へ通じる国道152号線は、感慨深いものがあります。国道なのに分断区間はあるし1.5車線路の峠越えが多い事、多い事。国道ならぬ酷道です。特に地蔵峠の国道分断区間が開通するのはいつの日やら。工事をしている気配も無いので開通は夢物語でしょう。
 さらにこの国道には信号機が殆どありません。しらびそまで1つしか無かったと思う。またコンビニなんてお洒落なお店は一件もありません。正に秘境酷道152号線と言った方が良いでしょう。
 この国道152線については、yahooで検索すると結構ページがあったりして、その筋の人にとっても感慨深い国道らしいです。ドライブ好きの方は一度言ってみる事をお奨めします。