2003/11/22
 今回は蓼科山7合目まで星見遠征に行って参りました。地理的には去年行った大河原峠のすぐ近くで標高差300m位の様です。
 現地に着いてみると既に天文屋さん3組ほどが機材の組み立てました。結構、有名な場所なんでしょうか?現地気温は夕方にも関わらず既に気温0℃。風が無いのが救いです。

 天気の方も申し分なく快晴です。前回の浄土平ではがっかりな展開だったので期待が高まります。という訳で日が落ちる前にさっさと機材の組み立てに入ります。
 ところで蓼科山7合目駐車場は傾斜がきつく、また地面が砂利なので少々足場が悪いです。ただ駐車場南北の端っこは比較的平らなので、早く来た人たちはその辺りに陣取ってました。

 機材も組み立て終わり、辺りはすっかり闇に包まれます。しかし少し離れた幾つかの山の斜面にはスキー場と思われる灯りが煌々と点いています。気温の方は19時にも関わらず−10℃位。恐らく人工降雪機でスキー場オープンに向けて雪を降らしているのでしょう。天文屋にしてみると何とも迷惑な話ですが、致し方ありません。

 そうこうしている内に天文仲間のM氏が到着。さっそく機材組み立てに入りますが、ピラー脚の為かなり苦労していました。しばらく機材談義などした後、撮影に入ります。私は今回IC1848&1805の2ショット、ぎょしゃ座散光星雲、モンキー星雲、馬頭星雲付近を撮る予定でした。オートガイダーの調子も問題なく予定通りに進みそうです。その間、M氏が先日入手したというBORG125EDのロンキー像を観て唖然としました。天ガ誌に載っていた望遠鏡鑑定団の寸評も強ち的外れでは無さそうです。でも私のBORG(B級品)はそんな事ないので単なる個体差なのでしょうか??

 そんなこんなで機材談義をしていると、天文仲間のT氏が到着。T氏は双眼鏡派なので10cmフローライト双眼鏡と、固定撮影機材も持ってきてました。ロケーション的にも気に入っていたようです。
 さて肝心の星空はというと、私的には数ヶ月ぶりに観た満天の星空でした。空としてはちょっと明るい様な感じでしたが秋の天の川や、M31も肉眼で観ることが出来ます。T氏の双眼鏡でM31や、2重星団、M42など有名どころからぎょしゃ座の散開星団を散策していきます。両目で観る双眼鏡の視野は実に自然で疲れません。いつまでも覗いていたいと感じます。大口径ドブも良いですが双眼鏡も実によい星空観望スタイルです。

 それにしても寒い、寒過ぎです。夜露は霜に変わり、機材を覆っています。まるで旧式冷蔵庫の霜状態。ヒーター付いていないレンズはもれなく霜に覆われて撮影不能になる始末。冬場でもヒーターが必要になるとは...

 撮影の方は予定通りに最後の被写体。馬頭星雲方向を狙います。予めメモっておいた座標を入力して望遠鏡を向けるだけ。露光開始から30分くらい経過したときにM氏曰く「うさぎ座撮ってるの?」の一言。いや馬頭星雲だけど、と確認すると確かにうさぎ座方向では無いか!。恐らくメモった座標が間違っていたのでしょう。という訳で早々に切り上げて、今回の撮影は終了となりました。

 夜が明けると真っ青な空。遠くには雪化粧した南アルプス連峰が観れます。にしても機材は相変わらず霜で真っ白です。日が昇っても気温が上がらないため、なかなか溶けません。そんな寒いにも関わらず、蓼科山の登山客の車が数台来るようになりました。10月の大河原峠ほどではありませんが、相変わらず登山ブームのようです。

 機材を片づけようにも霜が付いたままではまずいので、溶けるまで待ってましたが10時を過ぎても弱い日差しでは無理そうでした。それでもレンズだけは何とか乾いた様なので、後はタオルで拭いて片づけて現地を後にしたのが11時過ぎでした。ちょっと小腹が減ったけど、勢いでさいたま迄吹っ飛ばすと3時間ほどで到着出来ました。