2002/06/16
 所属してる天文サークルのメンバーと富士山新5合目に行って来ました。定例の観望会ですが、今回のメインはやはりM氏が入手したNinjaのお披露目パーティーです。しかし天気が……実はもしかしたら下界は雲海かもと期待していたのですが、やはり梅雨時、そううまくは行きませんでした。

 当初の観望場所は須走5合目でした。しかし到着当時から雨が降ったりやんだり、そうかと思えば月がぼんやり見える状況。とくに雨だと外で何も出来ないと言うことで、富士山の南に面している新5合目に移動します。途中濃い濃霧に阻まれながらも何とか新5合目に到着しましたが、雨は降っていないけど、今度は風が強い。とても外に居られる状況ではありませんでした。肝心の星空と言えば、わずかに北斗七星が見える程度です。しょうがないので車に避難。でも結局、車に避難したまま朝になってしまいました。

 夜が明けると風も収まり、富士山頂の気象レーダー跡が見えます。曇っているながらも昨夜より安定しているので、M氏は早速Ninjaを組み立て皆さんに披露。一同「でか〜」、「すご〜」としか出てきません。明るいところで観ると改めてでかいです。外でこれだけでかく感じるのだから、室内においたら……

 その後Ninjaを囲んで談義したり、毒キノコをつけて富士登山客を観たりして遊んでいました。ちなみにその時、毒キノコは昼間使うもんじゃ無い=天体観望専用だと言う事も良く分かりました(^^;

 さて、腹も減ったのでお茶会&朝飯タイムです。Oさんが持ってきたウィンナーをボイルし、メインのホタテバター焼きの登場です。いやはやこれがとても美味しい。ご馳走様でした>Oさん
 その後、夏合宿の話などで歓談した後、10時前に現地を出発。皆さんは御殿場の温泉に、私は少し調子が悪く、温泉に入ると夜まで寝てしまいそうだったので、一足先に帰りました。ちなみにさいたまには14時ちょい前に到着。

 今回の観望会は星は見えなかったけど、久々にサークル仲間との観望会で、個人で行くのとは全く違う楽しみ方が出来て、とても楽しかった遠征でした。さて次回は乗鞍遠征になるんでしょうか??

ホタテバター焼きに執念を燃やすOさん


金星と木星
2002/06/09
 日曜日は朝から青空が広がり、1日ずれてくれれば…と悔やんだ天文ファンも多いと思います。時は梅雨入り目前、なんとか乗鞍遠征の前に機材が正しく動作するか撮影して確認したいのと、M氏が入手したという超弩級ドブNinja400も見たいと言うことで、翌日仕事だってのにいつもの神津牧場へ行って参りました。

ちなみに当日はW杯日本対ロシアでしたが、にわかなのでそれほど観たい!って程じゃありませんでした。もっとも車にTVが付いてるから曇ったら観ようかなとチューナーだけは合わせておいたけど(^^;

 現地には7時頃に到着。空を見上げると全体的に薄雲が…。昼間ほど条件は良くなくなって居ましたが、せっかく来たので機材を出して準備します。そうこうするうちにM氏が到着。早速ドブNinja400を見せてもらう……デカ!デカ!デカ過ぎ!後部座席と、ラゲッジに一杯の状態です。さっそくパーツをおろし組み立て始めるM氏。しかしでかい割にはあっさりと組み立てられる手軽さ。ものの10分くらいで闇夜に黒くて太くて長い(表現が下品)物体が出現。うーん、デカ〜い。180cm位はありそう。

 口径40cm。これだけの大口径なら20cmクラスとは比較にならないだろうと想像がふくらみます。
 薄命終了後、最初に観たのがM3球状星団。比較的小口径でも綺麗な対象ですが、40cmともなると圧巻です。銀のツブツブが空にぶちまけられたように、中心部から外側まで完全に分離して見えます。その後、M92やM57、M13と次々と観ていきます。眼視観望では球状星団が大変見やすく、またどれも中心部の星々まで綺麗に観れます。また同じ球状星団ながらも、個性までも判別出来てしまう。さすが40cmドブです。また後になって気づいたのが高倍率でも全く像が暗くならない。そのまま対象を大きくした様に見えるので、視野一杯に広がる球状星団は本当に圧巻。小さなM5なども倍率を上げて観ると、20cm級で観るM13並で、こりゃもうNinjaがあれば、他は要らないって感じです。

 次は系外銀河。こちらは空の状態が今ひとつだった為に星雲部がバックグランドに埋もれがち。どうもしっくり来ません。しかしM51を高倍率でみると、渦巻きがハッキリ分かります。いや〜、こんなのは初めてです。今までは何となくって感じでしたが、ハッキリ、しかもでかい。
 その後は低空ながらもM17(オメガ星雲)を観望。こちらも高倍率で観ると別名白鳥星雲と言われる姿がハッキリと分かります。また星雲のモヤモヤしたガス状である事も明確です。このときの地平高度は20度以下でかつ光害の影響を受けていた状態でこの見え方は……

全体的な印象は、透明度が良かったらもっとよく見えるだろうと感じました。当日は上空に薄雲があり、天の川もぼやっとしか見えません。そのような状態で、これだけ大口径の威力を感じ取れるって事は、乗鞍など最高の条件下で観たら、それはもう恐ろしい事になりそうで、乗鞍遠征が益々楽しみになってきました。

 そんなこんなでNinja観望を楽しんでましたが、23時過ぎになると雲量が増してきます。また翌日の事もあるし、23時半には撤収を開始し、0時頃に現地を後にしました。
 かっとんで帰ったので自宅には1時25分に到着。かなり疲れたけど久々に星見が出来て、とても満足できた日曜日でした。

NinjaとM氏

2002/05/05
 日、月で八千穂高原まで行って参りました。初めは富士山新5合目にしようかと考えましたが、天気予報では南岸は雲が多くなると予報が出ていたので、行った事がない八千穂にしました。
 しかし出発時から雲行きが怪しくなってきており、現地に到着した頃は遠くの南の空を除いてベタ曇りで期待薄。しかし辺りが暗くなり始めると、急に西の空の星々が見え始めます。西の空に集まっている惑星達が見え始め、また北側も雲間から北斗七星や北極星も見え出します。これはもしかすると晴れるかもと期待しますが、さっきまで晴れ間が見えていた南の空は、いつの間にか雲の中。しかもサーチライトが雲を照らしています。

 そんな状況がしばらく続き、蠍座付近の撮影は無理っぽいと諦め、撮影より機材チェックを目的に変更して機材を組み立てを始めました。
 機材を組み立てているとRV車が駐車場に入ってきます。どうやら星見の人のようで、望遠鏡の光軸を確認しに来たとか。天気が良くなれば撮影しますがと言ってましたが、とくに準備はしてません。もっとも殆どベタ曇りにちかいから当たり前ですね。

 ところで私の機材チェックというのは、以前から赤緯側のハンチングが収束しないという問題でした。ここで言うハンチングとは、STVのガイド星修正が、行き過ぎ・戻り過ぎという様に期待値をオーバーした状態を常に繰り返してしまう問題です。実際、STVのガイド修正量をモニタで確認しても細かいノコギリ歯状どころか、櫛形状になってる始末。

 この問題はSTVよりもEM200SSに問題があると考え、製造元に問い合わせたところ、対策を教えて貰いました。今回はその対策で解消するかの確認です。

 結果はさすが製造元です。今までのハンチングは何だったのか?と言う位改善されました。具体的には対策前のガイド精度が±7秒角に対して、対策後は±0.1〜0.6秒角と大幅に改善しました。この精度ならEM200SSの広告通り、冷却CCD撮像でも十分かもしれません。
ところでこの問題は、製造元でも把握している様な感じでしたので、最初から判っているなら説明書にでも書いてくれとは思いましたが...もっともSTVはそこで買ってないか(^^;

 2時間くらいテストしていましたが、22時過ぎくらいから下界から霧が広がって来て、かろうじて獅子座が判る位しか星が見えなくなってしまいました。しかも湿っぽく、今にも雨が降りそうな雰囲気。と言う訳で、このまま居ても天気の回復は無さそうと判断し23時前に撤収準備に入りました。その時駐車場には、私とRV車の他に軽四駆が止まってましたが、軽四駆は私が片付けるとさっさと下山していきました。もしかしたら天文屋だったのかも。

 そんなこんなで23時半には機材を終い、八千穂高原を後にしました。ルートは内山峠→下仁田IC入→藤岡IC出→国道17号をひた走り自宅まで。時間は約3時間半でした。

 ところでGW中なので、普段はガラ空きの上信越道も自家用車が多かったです。しかも道路情報によると一部箇所で20km程渋滞が発生してるらしい。深夜0時過ぎに20kmの渋滞とはさすがGWだ...
 また国道17号線も、普段は大型車両が多いけど、この日は殆ど自家用車でした。やっぱGW中なんですねって当たり前。

 さて八千穂高原ですが透明度が良ければ、星はよく見えそうです。ほんの少しの間晴れ間が広がったときに見えた星空の感じでは、内山峠よりも間違いなく上です。ここは標高1700mもあるので、低空のモヤの上に出れるからかもしれません。また終夜使用可能のトイレもありました。ただし南方向にサーチライトがあるようで、灯台のようにグルグル廻ってます。これは撮影には支障をきたしそう。また北にもサーチライトがあって、南のサーチライトほどグルグル廻ってませんが、ほぼ真上を照らしていました。

 折角遠征してもサーチライトでねらい打ちされちゃ敵いません。もう国内でまともに星の写真が撮れる場所は無いのでしょうか...

2002/04/18
 19日は晴れの予報を信じていつもの場所に行って参りました。平日なのでとってもハードなスケジュールです(^^;)
 平日なので大型車両が多く、いつも以上に疲れます。途中、空の状態を気にしながら走ってましたが、下仁田を降りた辺りで月が綺麗に見えます。これは晴れている!と期待が高まります。とろーいトレーラーの後ろに張り付き、到着したのは22時頃でした。
 到着してみると雲が多く、さっきまで見えていた月が霞んでいます。また全体的にモヤっているのか、モヤに街明かりが反射して東の空が全体的に明るい。天気予報では夜半過ぎから回復という予報でしたが、どうなる事やら。
 その後も星は見えているものの、薄雲が広がっているのか透明度は今ひとつの状態が続きます。でもせっかく来たし、ダメもとで機材を組み立てて準備だけして、車で暫く待ちます。
 その様な状態が2時過ぎまで続きます。今日は無駄だったかなぁ〜と諦め掛けて、調子の悪い機材の調節などをやって時間を潰しますが、3時頃だったか空を見上げると、到着した時よりもずっと透明が良くなっている事に気づきます。双眼鏡(10x40)で彗星を観ると、よく見えるではないですか!その後も、薄明時刻が近づくにつれ、透明度が急速に回復していきます。さっきまでぼんやりしか見えなかった天の川も、モヤモヤと見えだします。
 その後、せっかく来たしダメもとで良いから撮っておこうと思い、急いでカメラにフィルムを入れ、アングルも確認せず2コマほど撮影開始。しかし薄明開始まで10分を切ってます。結局、2コマ目は薄明中に入ってしまいました...もう少し早く回復してくれれば...
 撮影している間、双眼鏡で観望しましたがコマも大きく、尾も彗星独特の柔らかい感じ(上手く表現できない(^^;))で、まだまだ見栄えはします。14日よりも透明度が良かったので、尾もよく見えました。
 そんなこんなでドタバタしながら撮影は終了。東の空が徐々に染まっていくなか機材を撤収し、4時半頃に現地を後にしました。

2002/04/13
新月前後なので絶好の撮影日和です。今日のメインは池谷・張彗星。
彗星は星雲・星団と違って刻々と姿を変えるので飽きませんね。ですんで明るい彗星が出ると機会が有ればいつでも出かけられる様に、機材は積みっぱなしであります(^^;)
さて今回の結果はと言うと、透明度が悪いながらも何とか撮ることが出来ました。また双眼鏡でも尾が確認できました。大体3°位でしょうか。これで透明度が良ければもう少し見えそうな予感。ヘールボップ彗星の時も感じましたが、彗星の尾は空の状態で見え方がかなり左右されますね。またそれも楽しみでありますが(^^;)

2002/03/13
 夕方の池谷・張彗星を見に戦場ヶ原まで行って来ました。ここは97年に夕方のヘールボップ彗星を撮った事があり、西方向は高度10度位は開けていただろうとの読みから決定したのでした。さて現地に到着してみると駐車場は除雪されており、3月初めにしては雪は少な目でした。
 気温は到着時はそれ程でもありませんでしたが、陽が落ちると急激に冷え込みます。20時頃で−10°にもなってました。標高が1400mもあるので無理もないですね。  さて肝心の彗星ですが夕方の西の空に見える薄明中に狙うのは時間に追われます。ともかく北極星を探し赤道儀を設置しなければなりません。ようやっと設置が完了する頃には、かなり西に傾き撮影できるかどうかという状態でした。でも何とか撮影してみましたが機材の設置ミスらしく、出来上がった写真はブレブレでした。一応Galleryにアップしてあります...
 19半過ぎに彗星が沈むと、夜空には春の星座で賑わっています。春は色々な銀河が観れるのですが、私の望遠鏡では撮影対象としては小さすぎ、ゴマ並にしか写りません。しばらく機材調節などをやった後、現地を後にするのでした。

2002/02/11
 神津牧場へ遠征してきました。今シーズン最後の冬の散光星雲を、先日入手したBORG100ED(F6.4)で撮影してきました。現地はいつの雪か判りませんが一面雪原!!。気温は−10℃とかなりひえましたが、風が無いだけ意外と楽?でした。
 またこの日は同好会の星仲間のM氏と現地で待ち合わせ、撮影の合間にM氏が持ってきたミード25cmシュミカセで春の銀河巡りを楽しみました。さすが25cmもあると光量が全然違います。特にNGC4565はとても美しいエッジオン銀河で見入ってしまいました。またM51子持ち銀河は何となく渦巻きが判ります。
 撮影はオートガイダーに任せて、空いた時間に観望を楽しむ。これが星見スタイルの理想の形だなとしみじみと実感した遠征でした。